絶滅した獣に思いをはせて

オオカミ座は、その右に並ぶ反人反馬の狩猟族ケンタウルスの槍に貫かれた姿で天空に漂う星座。夜空で成敗されたオオカミの姿は、日本の自然の行く末に思いをはせるきっかけを与えてくれます。

日本各地の山に生息していた二ホンオオカミは、1905年に絶滅したと言われています。強い野獣が姿を消した山では生態系のバランスが変化し、シカ、イノシシなどが増殖。それらを「害獣」と呼ばざるを得ない現状と無縁ではありません。

オオカミがいる自然、その魅力


 国立公園を知り尽くした現地在住ナチュラリスト スティー
ブ・         ブラウン氏特別講演会開催!!



米イエローストーン国立公園






 米国立公園公認ガイドのブラウンさん

  ブラウンさんは、生態系と生物多様性を守るオオカミの役目を語
り、イエローストンでもオオカミを駆除した「大間違いの時代があっ
た」と訴え、20年間の啓蒙活動を経て70年ぶりにオオカミ29頭を
カナダから再導入した歴史を紹介した。講演会は、オオカミの復活と
生態系の再生を目指す(社)日本オオカミ協会が開いた。



         オオカミに狙われたバイソン