信濃毎日新聞「建設標」
人と動物互いに共存できる社会に
2016年3月13日(日曜日)
動物の死骸を目にした時、私はその動物が死ぬ寸前のことを想像して、悲しい気持ちでいっぱいになります。ある日、私は絶滅危惧種の動物のサイトを見ていた時、角を切られて死んでしまったサイの写真を目にしました。血だらけの顔で眠るサイを見て、私はこのサイが人間につかまり、角を切られる痛みにもがき苦しみ死んでいく場面を思い浮かべて、胸が苦しくなりました。なぜ、お金のために簡単に動物を殺すことができるのか、私には理解できません。今、世界では絶滅の危機にひんしている動物の種類が増えています。 原因は、私たち人間にあります。動物の皮をはいでじゅうたんや壁掛けにしたり、生息地である森林を破壊することで、動物たちはどんどん数を減らしてきています。 私は4月から、専門学校で動物の生態について学びます。そこで学んだことを生かし、人と動物とが互いに共存できる社会をつくることに貢献したいです。
下伊那郡 M・S (高校生・18)
射殺された熊を帰せなかったか
2012年10月14日(日)
先日、長野市街地に熊が出没し、射殺されたことに大変ショックを受け、無念に思った。ついにこんな中心街にまで姿を現したことに驚いた。出没地点を追っていくと、街中をあちこち移動し、最後は川岸に戻ってきている。迷った末、山へ戻る道を見つけたのではないだろうか。もう少し見守っていたら、山へ帰ったかもしれない。行政は野生動物をわなにかけ捕殺する訓練よりも、いかに山へ帰すかという研究、訓練を大切にしてほしい。麻酔で眠らせ放獣する技術を持ち活動する人を増やし、連携を取ってほしい。山へ追い払う方法も、何かやり方があるのではないだろうか。山の荒廃は、自分たち人間のしたことだから、その反省と償いはきちんと筋の通ったやり方をすべきだ。物言わぬ動物を殺すことで解決を図るのは、いかがなものかと思う。
長野市 A・T (派遣社員・54)
生き物を助ける仕事をしたい
2019年4月13日(土)
僕の将来の夢は、生き物を助ける仕事をすることです。減ってきている動物を保護して助けたいです。僕は、小さい頃から昆虫などの生き物が好きで、よくテレビで見ていました。その中で、動物を保護する仕事をやってみたいと思いました。また、生き物がすむ森林や池などが少なくなり、その影響で生き物が減ってきているので、そんな生き物を救ってあげたいと思いました。この夢をかなえるためには、生き物に詳しくならないとだめだと思うので、図鑑などでいろいろな生き物の特徴を調べたいです。他にも、減っている生き物について、なぜ減ってしまったのかなどを詳しく調べたいです。未来のことは誰にも分らないし、他にもやりたい仕事はたくさんあるから、この仕事についているか分かりません。けれど、将来、自分が楽しいと思える仕事をしたいと思います。
松本市 G・I(中学生・13)